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【解答】天城包括だより 第7号

天城包括だより 第7号 問題【解答】
【問題1】コーヒーは水分補給の代わりになる? 正解 A

コーヒーは水と同じくらい水分補給の代わりになります。昔は「カフェインが利尿作用を促して脱水になる」と言われていましたが、1日2〜3杯程度なら体内の水分が失われるほどの利尿作用はないことが分かっています。ちなみにアルコールを含むお酒は、もちろん水分補給にはなりませんのでご注意ください。

【問題2】水分補給の適切なタイミングは? 正解 B

水分補給のタイミングは、暑さで体にダメージを受ける前に、まだ体力に余裕があるうちから意識して 水分補給をしておくことが大切です。特に高齢者の方は、喉の渇きを感じにくかったり、トイレに行く回数が増えるのが心配で、 水分補給を控えがちになるため、周囲が声をかけるなど注意を促すことが必要です。

【問題3】汗をかいた時に、何で拭くのが最も体温低下が期待できますか? 正解 C

体温が上がると、汗を出すだけではなかなか体温は下がりません。Aの乾いたタオルで拭いたたけでは汗が蒸発せずに、熱が奪われません。Bの濡らしたタオルで拭くのも悪くはありませんが、 Cのボディーシートで拭くと、汗がエタノールに溶けて蒸発され、体温低下につながります。 汗の拭き方としては、顔や首まわりだけでなく、お腹・背中・足など全身を拭くとより効果的です。

【問題4】熱中症予防が期待できるお風呂の入り方は? 正解 B

夏本番に入る前の、まだ涼しい時期に熱いお風呂に入ると、発汗機能が高められて熱中症予防が期待できるとされていますが、7〜8月に熱いお風呂に入っても発汗機能が上げにくく、逆に熱中症のリスクが高まります。暑い時期の入浴は、入浴前に水分補給し、長湯による脱水に注意しましょう。

【問題5】熱中症予防のために、冷やすと効果的に体温を下げられる場所は? 正解 B

手のひらには、毛細血管が多く、冷やすことで全身が冷えます。手のひらにある動静脈吻合(どうじょうみゃくふんごう)を冷やすことで、冷えた血液を全身へ送り、体温を下げる働きがあります。他には、首や脇の下にある太い血管を冷やすのも効果的です。
 

最終更新日:2025-08-06