子ども達は毎日20分程の個別療育を行っています。個別支援計画に沿って、発達段階にあわせて教材を選び、楽しくステップアップできるよう課題に取り組んでいます。そして職員と1対1で向き合って過ごすことのできる大切な時間でもあります。
コイン入れ、洗濯バサミの開閉練習、形の構成、生活道具の名称や用途説明、ひらがなカタカナのなぞり書き、数詞、数量など幅広く取り組んでいます。難易度を調整したり、言葉を引き出せるようフォローしながら、理解面や手指操作の向上と自信に繋がるよう工夫しています。
図形パズルでは、線ありの面と線なしの面があり難易度を調節しながら取り組んでいます。家のような形を作るのにも、長方形と大きい三角の2枚で作る方法、小さい三角を6枚使用して作る方法など様々です。最後は成功して終えられるようにして、達成感を味わえるようにしています。
ひらがなのなぞり書き等の運筆練習では、「くるん」「よこ・たて」など書き方をイメージしやすい声掛けを必要に応じて行いながら取り組みます。段階を踏んで、なぞり書きから書きとりへと移行していき、定着を図っています。
徐々に平仮名を読めるようになり、自分の名前をなぞったり書いたりできた時には、嬉しそうに笑顔を見せてくれます。子どもが意欲的に取り組むためにも、関心のある物の名称、お友達の名前などを練習することもあります。楽しく学べる機会として今後とも取り組んでいきます😊