今年も節分の季節がやってきました。
まだ鬼を恐がる児童が多い中、節分の会は子供も職員もドキドキの行事です。
初めに、『せつぶんのひの おにいっか』という可愛らしい鬼の絵本の読み聞かせを行いました。
「可愛い鬼のお話だったね。鬼が来ても、豆を投げて退治すれば大丈夫だね。」等と、鬼への恐怖が少し和らいだところで、いよいよ鬼の登場です。
毎年鬼の姿を見て大泣きをしてしまうA君、さて今年はどうでしょう…?
緊張し呆然と立ち尽くしていましたが、今年は泣いていません。
A君の手には自分たちで作った豆ボールを持っています。
「A君、一緒に豆をぶつけよう!」と声を掛けると、緊張しながらも職員の掛け声と共に無言で鬼に豆をぶつけはじめました。
職員や他児と一緒に鬼を玄関の入口まで追いやりました。
あと少しで鬼が外に逃げていきます。
最後の「おにはーそと。」の掛け声で、皆で豆をぶつけると、ようやく鬼が外に逃げて行きました。
「やったー。」と皆で大いに喜ぶと、安心して泣きそうな表情を見せていましたが、最後まで堪え今年は泣くことなく節分の会を終えることが出来ました。
毎年の行事ですが、毎年子ども達の違った表情を見ることで、日々の成長を感じさせられます。数年後には鬼の方が泣いてしまう日が来るかもしれませんね。(笑)